宅建に合格するための勉強方法


今回は宅建に合格するための勉強方法に関する記事をお届けします。

宅建試験は毎年20万人以上が受験する人気資格ですが、合格率は15%前後と低く、試験の難易度も年々上昇しているため、しっかりとした試験対策をしなければ、合格するのは困難な試験です。

宅建試験に合格するために必要な勉強時間は、その人の知識や経験により大きく変わりますが、おおむね200~300時間程度といわれています。

学生の場合、短期間で集中的に勉強すれば合格できる実力がつくかもしれませんが、まとまった時間がとれない社会人の場合、余裕をもった計画を立てなければなりません。

しかし、宅建の勉強にはさまざまな方法があるため、勉強方法の種類を把握して、自分にとって最適な方法を選ぶことが重要です。

間違った方法で勉強していると、どんなに長時間をかけても合格点に届かない可能性があるため、勉強を開始する前にじっくり検討することをおすすめします。

そこで本記事では、宅建の勉強方法や合格できない人の特徴、合格するためのコツなどについて詳しく解説します。

宅建に合格できない人とは

初めに宅建に合格できない人の特徴を解説します。

勉強を開始する前に、これらの特徴に当てはまることがないようチェックするようにしてください。

勉強時間が不足している

どんなに効率的な勉強方法を取り入れていても、勉強時間が根本的に不足していると合格は困難です。

冒頭で説明したように、宅建試験に合格するためには、一般的に200~300時間程度が必要と考えられています。

受験をする人の知識量にもよりますが、少なくとも1週間、2週間程度の短期間の勉強では到底合格できない試験であることを覚えておいてください。

仕事が忙しくてなかなか時間がとれない場合は、スキマ時間を効果的に利用したり、余裕を持った勉強計画を立てたりして、対策していくことをおすすめします。

特に最近ではスマホで可能な試験対策アプリや、動画学習が充実していますので、通勤通学中や移動時間などでも勉強が可能な環境にあります。

社会人の方はこういった方法を積極的に取り入れていきましょう。

間違った勉強をしている

まとまった勉強時間を確保できたとしても、間違った勉強をしていては合格するのは難しいでしょう。

よく行いがちなのが、過去問の丸暗記です。

確かに過去問を繰り返し解くことは、試験対策として非常に有効なのですが、何度も同じ問題を解いていると、解答を暗記してしまうこともあります。

もちろん、問題の内容をしっかり理解していれば良いのですが、答えだけを暗記しても実力がついたように錯覚するだけで、本番の試験で高得点を取ることは困難です。

本番の試験では、過去問の類似問題が出るケースもありますが、過去に出た問題が形を変えて出題されるケースが多いので、解答だけ暗記していると対応できなくなってしまいます。

特に民法の分野は暗記ではなく、内容の本質を理解していないと解けない問題が多いので、過去問の答えを暗記しても対応できないケースが多いでしょう。

過去問で学習をする際は、問題の意味をしっかり理解して解くことが重要です。

また、独学ではなく、通学や通信教育を利用して、プロの講師の話を聞けば間違った方向で勉強することはなくなるでしょう。

勉強計画に無理がある

勉強計画を立てることはとても重要ですが、計画に無理がないかどうかの確認は必ず必要です。

特に社会人の場合、勉強できる時間が限られていますので、1日に可能な勉強時間などをしっかり決め、計画を立てることをおすすめします。

なお、計画を立てる際は、あくまで無理のない時間で考えるようにしてください。

もし平日にとても長い勉強時間を計画したり、短期間での集中的な勉強時間を入れたりすると、計画通りに進まなくなってしまう可能性があります。

平日は仕事を終えた後に勉強する方がほとんどかと思いますので、長時間勉強するのは困難でしょう。

計画を立てるコツとしては、できるだけ余裕を持ち、早い段階で勉強を始めるようにすることです。

まずは1日どの程度勉強時間がとれるか考え、合格するための勉強時間を確保するためには何日前から勉強すればよいか、逆算することから始めましょう。

インプットとアウトプットのバランス

勉強にはインプットとアウトプットのバランスが大切です。

テキストを読んだり、動画を視聴したりして学習する方は多いと思いますが、インプットしているだけでは試験問題を解く力はつきません。

一方、アウトプットを重視しすぎて、過去問や問題集をひたすら解き続けていると、本質的な理解ができないまま、解答だけを暗記してしまう可能性があります。

この場合、少し問題の出し方が変わると対応できなくなってしまうため、過去問は解けても試験本番で高得点をとるのは難しいでしょう。

以下にバランス良く勉強する方法を解説しますので、参考にしてください。

テキストと問題集を使いこなす

独学の場合でも、通信教材を利用する場合でも、テキストと問題集での学習が基本になります。

前述したように、テキストを読むことによるインプットと、問題集によるアウトプットの両方をバランス良く行うことが重要です。

しかし、どちらか一方に偏ってしまい、点数が伸びない人が多いです。

特に独学で勉強する人は、テキストを読むだけで満足してしまい、問題集によるアウトプットをおろそかにしがちです。

もちろん、テキストを読むのはとても大切なのですが、本当に内容を理解しているかどうかのチェックをしなければ、試験で高得点をとる実力は身につきません。

特に過去問の分析は大切です。

過去問を何年間か実施してみると、問題の傾向が徐々にわかってきますので、必ず行うようにしてください。

目安としては、10年程度の過去問を行うことをおすすめします。

模試を受ける

模試は本番形式で実施できるため、アウトプットの勉強法として最適です。

ただし、勉強を始めたばかりの段階で受けても、多くの問題は理解できないでしょう。

模試は自分の現在の実力を測定するために行うものなので、知識のない状態で実施しても、あまり効果的ではありません。

模試を受けるタイミングとしては、テキストと問題集による学習をある程度行い、最後の仕上げとして実施するのがおすすめです。

書くことを意識する

テキストを読んでもなかなか覚えられないという人は、内容をノートに書き出してみると良いでしょう。

問題集を解く際も、わからなかった問題の解説をノートに書き出すようにすると記憶に定着しやすくなります。

また、自分用のノートを作り、重要事項をまとめておくこともおすすめです。

読んでインプットして、書いてアウトプットする。

これを意識することが、記憶を定着させるコツですので、ぜひ実践してみてください。

どんな勉強手段があるのか?

宅建の勉強には、大きく分けて3つの手段があります。

それぞれの特徴を以下に解説します。

通学

学習機関の校舎に通って勉強する方法です。

対面で学習するため、講師の方にさまざまな質問ができるほか、ほかの受講生と一緒に勉強するため、モチベーションを維持しやすく、計画通りに勉強ができるでしょう。

最近では校舎で学習している間だけでなく、Web上で講師に質問ができたり、受験生同士で交流を図ることができたりする新しいサービスが導入されています。

一方、通学講座は費用が高く、中には10万円以上するものもあります。

もちろん、費用をかけるだけの見返りは得られますが、できるだけ費用を抑えたいと思っている人には不向きです。

高い費用を払うことができ、一人で勉強するよりも、学習仲間と一緒に切磋琢磨して勉強するのが好きな人には向いている方法でしょう。

独学

人からの指導を受けず、自分で教材を購入して学習する方法です。

自分のペースで勉強でき、費用も最小限に抑えられるメリットがあります。

その反面、間違った学習方法をしてしまったり、計画通りに勉強を進められなかったり、途中で挫折してしまったりする可能性があります。

また、わからない問題を講師の方などに質問できない点もデメリットです。

ほかの難関資格を独学で合格した経験のある人や、すでに知識がある人などは決して難しくありませんが、まったく知識のない人が独学で合格を目指すのであれば、強い覚悟をもって臨む必要があります。

そのため、ある程度、時間とお金に余裕がある人は、通学や通信教育を利用した学習方法をおすすめします。

通信

校舎などで対面により講師の講義を受けるのではなく、Web上で講座を受ける方法です。

Web上でできるため、時間に縛られずに講座を視聴できるのが大きなメリットで、忙しい社会人の方におすすめです。

講師に質問したり、模試を受けたりすることもできるため、人によっては通学以上の効率的と感じる方もいるでしょう。

一方で、通学のように他の受験生と一緒ではなく、一人で学習する方法なので、挫折しやすいという特徴もあります。

そのため、一人でコツコツ勉強するのが苦手な人には向いていません。

また、教材費などの費用が多くかかりますので、とにかく最低限の費用で合格したいと思っている方は、独学による方法をおすすめします。

まとめ

以上、宅建に合格するための勉強方法について解説してきました。

宅建の勉強には通学・通信・独学などさまざまな方法がありますが、各勉強方法の特徴を知ったうえで、自分にとって最適な方法を考えることが重要です。

そのためには、自分自身の知識レベルや、勉強に対する考え方、勉強に使える時間などを加味したうえで考える必要があります。

特に働きながら勉強する方は、なかなかまとまった時間を確保できないので、効率の良い勉強方法を考えることがより重要になってきます。

また、仕事で疲れている中、プライベートな時間を削って勉強するのですから「絶対に合格する!」という強い意思をもっていなければ、挫折してしまう可能性が高いため、モチベーションの維持も大切なポイントです。

ぜひ今回ご紹介した内容を参考に、宅建試験の勉強に励んでください。