宅建は独学で合格できる?メリットやデメリットを解説


今回は独学で宅建試験の合格を目指している人に向けた記事をお届けします。

宅建は難易度の高い試験ですが、独学で合格できたという人も少なくありません。

最近ではインターネットの解説サイト、スマホで使える試験対策アプリ、You Tubeの解説動画など、独学で合格を目指す人にとって勉強しやすい環境が整っているため、受験者のレベルも年々上がっている状況です。

しかし、独学での勉強は人によって向き不向きがありますので、勉強を始める前に自分が独学に向いているかどうか、チェックすることをおすすめします。

また、独学にはどんなメリットやデメリットがあるのか、把握しておくことも重要です。

そこで本記事では、独学で宅建試験の合格を目指す場合の注意点や、独学に向いている人と向いていない人の特徴について解説します。

独学で宅建に合格できるのか

冒頭でも説明した通り、独学でも宅建試験に合格することは可能です。

宅建試験の合格率は15%前後で、とても低い数値ではありますが、それでも司法書士などと比較すると、国家資格の中では比較的合格しやすい試験です。

宅建と同等、またはそれ以上の難関資格に合格した経験のある人なら、独学でも十分合格できる試験と考えて良いでしょう。

とはいえ、出題範囲が広く、試験の難易度も年々上昇しているため、しっかりと対策する必要があります。

独学で宅建に合格するための勉強時間

独学で宅建に合格するためには、どの程度の勉強時間が必要なのか、気になる人は多いでしょう。

一般的に宅建試験の合格に必要な勉強時間は、200~300時間と考えられています。

しかし、受験をする人の知識量や勉強方法によっては、もっと少ない時間で合格することもできますし、逆にもっと多くの勉強時間が必要なケースもあります。

当然ですが、勉強時間はあくまで目安であり、決まった時間勉強すれば必ず合格できるというわけではないので、勉強の内容を重視するようにしましょう。

また、仕事が忙しくてなかなか時間がとれない人は、スキマ時間を効果的に利用したり、余裕を持った勉強計画を立てたりして、対策していくことをおすすめします。

通勤通学、待ち合わせ時間、休憩時間などのスキマ時間で勉強する習慣をつけるようにしましょう。

独学に向いている人の特徴

独学での勉強には向き不向きがあるため、自分が向いているかどうか、事前にチェックすることをおすすめします。

以下に独学に向いている人の特徴を解説します。

自己管理ができる

自己管理ができる人は独学に向いているでしょう。

独学の場合、自分で計画を立て着実に勉強していく必要があるため、サボり癖があったり、現実的な計画が立てられなかったりすると、実力をつけていくのは困難です。

また、睡眠時間を削るなど、自分の体に大きな負担をかけるような方法をとってしまう人も向いていません。

無理のない計画を立て、毎日コツコツ勉強できるタイプの人が理想的です。

宅建に関わる知識を持っている

不動産業界などで働いていて、すでに宅建に関わる知識を持っている人は、独学で合格できる可能性がぐっと高まります。

知識がない人にとって、宅建試験はとっつきにくい問題が多いため、勉強を開始した段階で躓いてしまうケースもあるのですが、すでに知識のある人ならすんなりと理解できるでしょう。

また、不動産会社で勤務している人なら、周囲に宅建を取得している先輩や上司もいると思われますので、わからない点を聞きやすい環境にある点も有利です。

勉強が苦にならず自分でモチベーションを上げられる

勉強することが好きで、自分でモチベーションを上げられる人も独学に向いているでしょう。

宅建はペーパーテストなので、学生の頃から勉強が得意で、成績が良かった人は比較的対応しやすい試験です。

学生の頃から、学習塾などをあまり利用せず、一人で黙々と勉強してきた経験のある人も向いています。

また、知識欲があり、不動産に関わる知識をたくさん得たいと思っている人は、宅建の勉強が楽しいと感じられ、モチベーションを上げられるでしょう。

独学に向いていない人の特徴

次に独学に向いていない人の特徴を解説します。

心当たりのある人は、通学や通信講座などといった方法を検討することをおすすめします。

一人だと続かない

自分一人だと勉強が続かないタイプの人は、独学には向いていません。

特に宅建試験は範囲が広く、長期間の勉強が必要になりますので、毎日コツコツ勉強を継続する力がより重要になってきます。

1ヶ月や2ヶ月という短期間ではなく、半年から1年間程度の長期間、一人で黙々と勉強が続けられるかどうか、自分自身には問いかけてみてください。

「一人では続きそうもないな」と思う人は、予備校などに通い、他の受験者と一緒に切磋琢磨して勉強することをおすすめします。

勉強が苦手

勉強そのものが苦手という人は、独学での合格が難しいでしょう。

前述した通り、宅建試験に合格するためには200~300時間の勉強時間が必要なので、計画的に勉強をしていく必要があります。

しかし、勉強が苦手ですと、こうした計画を立てられず、立てられたとしても、計画通りに進められない可能性があります。

また、記憶力が悪かったり、テキストを読んで問題を解くという行為が根本的に苦手な人は独学による学習は向いていません。

自分の学生時代を思い返して、勉強に苦労していたかどうかを、再度考えてみると良いでしょう。

テキストばかり読む勉強が苦手

動画学習などもありますが、宅建を独学で勉強する場合、基本的にテキストを読んで内容を理解する勉強がメインになります。

そのため、テキストを読む勉強が苦手な人は独学に向いていません。

本を読むのが苦手で、活字を追っていくことにストレスを感じてしまう人は、人から指導を受ける通学、通信講座などを選んだほうが良いでしょう。

日頃から自分が本を読むことに慣れているか、読解力があるかどうかを、改めて考えてみてください。

独学のメリット

独学のメリットをまとめると、以下の通りです。

  • 教材費を抑えられる
  • 勉強の場所を選ばない
  • 自分のペースで進められる

独学の場合、主に市販のテキストや問題集を利用して勉強することになりますが、通信教材などを購入するより安く済みます。

さらに無料動画や試験対策アプリなども最近は増えていますので、市販の教材だけで購入すれば十分合格できます。

また、勉強する場所を選ばず、自分のペースで行えるため、勉強によるストレスは少ないでしょう。

そのため、スケジュールを立て自分のペースで進めたい人にはおすすめです。

もし自分が独学に向いているかどうかわからない場合は、まずインターネットの解説サイトや無料アプリを試してみると良いでしょう。

独学のデメリット

独学のデメリットは以下の通りです。

  • わからない点を質問できない
  • モチベーションの維持が大変
  • 間違った勉強法をしてしまう可能性がある
  • 自分でスケジュール管理しないといけない
  • 実力の把握が難しい

わからない点を講師に質問できず、自分で調べなければならない点は、最大のデメリットといっても良いでしょう。

調べ方が甘いと、間違った理解をするケースもあるうえ、勉強効率も落ちてしまいます。

また、ここまで説明してきた通り、独学で合格するためには、自己管理をする力、モチベーションを維持していく力が必要です。

さらに自分一人で勉強していると、実力がついているのかどうかの判断がつかないケースもあります。

もちろん、模試を受ければ実力をある程度測ることができますので、独学のデメリットを補う手段として最適です。

費用を抑えることを目的に独学による勉強を選んでいる人もいるかもしれませんが、模試の受験費用は5000円前後で、さほど高額ではありません。

そのため、独学では不安があり、本番前にしっかりと実力を把握したい人は、ぜひ模試を利用することをおすすめします。

忙しくても効率良く勉強するには「通信講座」がおすすめ

独学で勉強することによるメリットやデメリットを紹介してきました。

独学による勉強には、人によって向き不向きがあることが理解できたではないでしょうか。

しかし、デメリットの項でも説明した通り、わからない点を質問できなかったり、間違った理解をしてしまったりするため、非効率な勉強になってしまいがちです。

そのため、効率性を考えると、やはり通学や通信講座による勉強が望ましいでしょう。

特に通信講座は費用もさほどかからず、スキマ時間にも勉強できるメリットがあるため、忙しいサラリーマンにおすすめです。

通学による学習と同様、講師に質問したり、模試を受けたりすることもできるため、人によっては通学以上に効率的と感じる方もいるでしょう。

ただし、通信講座は通学のように他の受験生と一緒に勉強するのではなく、一人で勉強するという点では独学と同様です。

したがって、一人でコツコツ勉強するのが苦手な人には、やはり向いておらず、そういったタイプの人は予備校などに通学して勉強する方法が望ましいです。

「一人で勉強するのはできるが、独学だとわからない点を質問できず効率が悪い。より効率よく勉強したい!」

通信講座に向いている人は、そんな考えを持っている人です。

まとめ

以上、独学で宅建試験の合格を目指す場合の注意点や、独学に向いている人と向いていない人の特徴について解説してきました。

宅建は範囲の広い試験であり、1年に1回しか開催されないため、できるだけ効率的な勉強方法を選ぶことが大切です。

独学による勉強も、人によっては最適な勉強方法になり得ますが、費用を抑えられる反面、非効率的な勉強になる可能性も高い点を、よく理解したうえで臨むようにしてください。

もし間違った勉強方法を選んでしまい不合格になると、次の試験は1年後なので、モチベーションを維持するのが大変です。

ぜひ一発合格できるよう勉強を始める前に、自分にとって最適な勉強方法は何か、しっかりと考えてみましょう。